オーディオ/楽しいクラフト  VOL.7  

   オーディオクラフト (自作オーディオ) 特集ページ  


週末の隠れ家

オーディオの趣味の中でも、それぞれ好きな分野?がいろいろあるようです。自分だけのいい音求めて試行錯誤しながら、無駄使いしながら、失敗しながら、成功と思っても1週間と持たず、再び振り出しに戻ったりと、苦労をいとわず永く続けるのが趣味の世界ですね。

S・S誌の世界のハイエンドをそのまんま、M・J誌の世界よろしく技術指向でまっしぐら、STE・・O誌のクラフト特集が大好きと、NETのオーディオのページを読み漁り、影響されながら、これもまた、 細く永く続けるのが趣味の世界です。

このページでは、趣味のオーディオの中でも、自作オーディオ、クラフト・オーディオのページです。クラフトにもいろいろあり、ここでは、主にスピーカーの自作特集です。

 


モノラルのソフトはモノラルスピーカー(1本のスピーカー)で!!!  

モノラル・スピーカーで50〜60年代ジャズのモノラル・ソフトを楽しみます。

ちょっとマニアック、モノラル・スピーカー製作記。

モノラルのソフトを2本のステレオ・スピーカーで楽しんでいる方はたくさんいらっしゃいます。音像の定位も真ん中に来ますし、これはこれでいいんですが、片側だけで鳴らした場合と比較するとどうもすっきりとしませんね。

これは左右から出た音圧が合成し倍加され、強調されてしまうからです。そのため片側だけにするとすっきりします。しかし聴くうえでは片側を向くようになり不自然で抵抗があります。

真ん中にTVを置いてある場合は仕方ありませんが。今回はスピーカーを1本センターに配置してモノラル・ソフトを存分に楽しもうということで製作に取り掛かりました。 ホーン大好き人間の2ウェイスピーカー製作記です。



内部の補強状態です。フロントバッフルと後ろ側は2本の角材で、左右の側板も角材でつないでいます。更に各コーナー部は角材で補強を行いました。


 


写真:左
塗装前に組み立てた状態です。高さが約1m、幅が約50pで奥行きが約45pです。この寸法はサブロク板から効率よく板取りしたときの寸法です。板厚18mmのラワン・ランバーコアです。天板と底板、スピーカー取り付け部はラワン合板を重ね30mm厚になっています。板材のカットはホームセンターです。

じつは店の正面にあるJBLのオリンパスの間に置くため幅から決定しました。ウーハー取り付け穴をもっと上に持ってくればよかったかなと思っています。まあ、ホーンの向きで何とかなるでしょう。板取りから組み立ては2日ぐらいで出来上がりました。 1本だけは楽ですね。

低域と高域の2ウェイ構成。低域のウーハーはフォステクスのFW405N(8Ω)を使います。コルゲーションの入ったコーン紙はなかなか精悍です。がっちりしたフレームのウーハーで信頼性があります。高域はドライバーがエレクトロボイスの2インチスロー トのDH1A(8Ω)でホーンが同じエレクトロボイスのHP940Tです。

このドライバーが外観はでかいし、くそ重いんです。フェライト・マグネットはやむを得ないですね。その点ホーンはグラスファイバーですごく軽くて丈夫です。

クロスオーバー周波数は500Hzで18dB/octのスロープでつなぎます。TRITECのコイルとムンドルフのコンデンサ他を使用しています。アッテネータとインピーダンス補正はディールの抵抗を使いました。

パーツにこだわりますとネットワークだけでも結構なコストになります。でも1本だけですので。仮組して調整が終われば箱の底にセットします。

ドライバーとウーハーユニットの能率の差がかなりありますのでフォステクスのアッテネータR80Bだけでは絞り切れないようです。前もってレベルを若干落としてやればなんとかなるでしょう。

移動に便利なように60mm厚の合板の台車にセットしてあります。一人で移動できるのはとっても楽なんです。天板の上に24mmの板を乗せ、その上のホーン部をセットし前後に動かせるようにしています。
 



 

写真左・上
ホーン部のセット状態です。ホーンのバーチカルアングルを決めるのには原始的な板材の積み重ねでチューニングします。タイムアライメントはホーン部を板ごと前後して決めます。それぞれ決まれば固定します。

黒のつや消し塗装です。(あまり色気がないですね) ダクトは10p径のが2本で、長さは約15pぐらい。最低共振周波数がうまく出てくれればいいですね。

ウーハーの取り付けですがFW405には30mmのネジと鬼目ナットが付いてきます。今回はバッフルが30mmあるんであらたに40mmのネジを用意して取り付けました。
 

   

 

写真左上:
クロスオーバー周波数は500Hzで18dB/octのネットワークの仮組での試聴状態です。ネットワーク自体はうまくいっているようです。 一応、コンデンサを付け替えたりして様子をみます。ただもう少し高音のレベルをネットワーク内で落としてアッテネータに持って行きたいところです。

リスニング・ポジションはスピーカーから約4〜5mぐらいを想定します。 高域の位相は逆にしてあります。ホーン部のバーチカルアングルとタイムアライメントの調整で音のフォーカスがかなり変化します。

写真左下:
正面から見たところです。トールボーイ型ですね。椅子に座ってのリスニングですのでいい塩梅かなと思っています。JBLのシールをいたずらで貼ったら皆さん、あれ、JBLの箱ですか?。・・・・・そうです、と返事しました。意外と皆さん、納得していましたね。吸音材は厚みが2pぐらいのフェルトを入れてあります。加減は後でチューニングしてみます。

音出し:
バーチカルアングルとタイムアライメントの調整を何度かやって行き、一番の注意点はウーハーとホーンとの自然なつながりです。全体的にはボケの無い厚みのあるサウンドでウーハーとホーンとのつながりもよく満足の音 が出てくれるようになりました。低音のダクトの径と長さを心配していたんですが満足のいく結果です。

ソニー・ロリンズのサキコロはサックスの芯が出ているようです。2本のスピーカーで再生したときとは全然違いますね。 モノラル録音はステレオの2本のスピーカーで再生しても音場は出ません。これはモノラルスピーカーの1本でも同様です。ただ ステレオの2本のスピーカーでは音像のフォーカスは真ん中に大きくなって出てしまいます。

それがモノラルの1本だけのスピーカーですとフォーカスは小さく絶対的に固定され動きません。バースのサックスからドラムに移行する際のドラムが後ろ側から前に出てくるところはレベル調整をしているのもよくわかります。

ドン・ウィリアムスの低音部と高音部にかけてのボーカルもつながりよくフォーカスが合いきっちりと再生できますね。 ヘレン・メリルのユード・ビーソー・ナイスも甘さとハスキーさがしっかりと再現されます。グルービーでのレッド・ガーランドのピアノのエッジも立っているみたいでご機嫌です。

とりあえずCDだけの試聴ですが、目的のアナログ・レコードプレーヤーをつないでどうなるかは、これからです。なんとか予想通りのサウンドが出てきたようでホッとしています。もう少し試聴を繰り返し、ネットワークを本組してエンクロージャーの中にセットすれば完成です。
 

2009.5



 

 

左の写真のようにオリンパスの間に無事に収まりました。アナログレコードのモノ盤では、モノラル本来の骨太で緻密でしっかりしたサウンドが楽しめます。

特にボーカルにおいては口の動きまで見えるようです。1950年代が中心ですのでワイドレンジは必要ありません。2ウェイで充分音楽のおいしいところが楽しめます。

半世紀ほどさかのぼった感じになりますが、趣味の世界では居ながらにして往年の音楽が楽しめるってことはすごく素晴らしいことですね。だんだんSPにもはまりそう。

ネットワークはあとでも調整しやすいように箱の中に組み込みました。

2009.9


お亡くなりましたが、かつてクラフト・オーディオの世界には教祖様がいらしました。長岡鉄男氏です。
この方の作る自作スピーカーはユニークかつ半端じゃないものが多く、影響を受けた方もたくさんいらっしゃいます。この方は、スピーカーに関してはメーカー製を用いませんでした。すべて自作の手つくりでした。1970年代は、記事として発表したのはバックロードホーンが多かったように思えます。

メーカー製のユニットが多く発売されるようになると、発表されるスピーカーのバリエーションも多岐に渡っていきました。

その代表作がこのスピーカーです。「スワン」と名づけられバージョンもいくつかありました。たしか1980年前後のころではなかったかなと思います。10cmほどの小さい口径のスピーカーユニットから出る音とは思えない低音の迫力があります。

そのバリエーションとしていくつかのモデルもありました。また、これをヒントに多くの自作ファンから多数のスワンもどきのモデルも星の数ほど発表されました。ユニットの変更は当たり前、頭のデザインの変更、板厚の変更、ロードの変更といろいろあり、たいへん影響を与えたモデルでもありました。

また、自作でも、メーカーにはできない、メーカー製を越すスピーカーが自分でもできるんだということを実証された方でした。自作ファンの方は長岡氏の1モデルぐらいは 、ぜひチャレンジして欲しいものです。
 

40pウーハーを片側に4発のスーパースピーカー。

高さが約160p、幅が約1mで重さはわかりません。たぶん200kgはあるでしょう。ここまでやるか!といった印象です。スピーカーの自作では今まで知っている中で最大のものです。

12畳ぐらいの大きさの部屋ですが、ここまで大きいスピーカーですと圧倒されます。リスニングポジションも近くなり、ニアフィールド的な感じです。自作のネットワークもいいのでしょう、サウンドの迫力はさすがです。低音も重くならず、はずみます。ボーカルは真ん中手前に大きくもならずきちんと定位します。

ユニットはTAD 1601b×4、ホーンは自作です。ドライバーはTAD 4001の2ウェイ。この4001というドライバーはさすが強力ですね。ウーハーを4個相手にしているんですがまだまだ余裕です。

ちなみにアナログレコードは聴かずCDオンリーです。こんな巨大なスピーカーの前でアナログレコードを楽しむにはハウリングに悩みますね。



 

複雑怪奇?という表現が当てはまりそうなシステムです。これを3チャンネルのマルチチャンネルドライブで楽しんでいます。

トィーター群は気分によって変えるそうです。基本的には二つを使い分けています。ウーハーはアンプ内蔵のオンキョー SL-1が2台、低域をオンキョーのM-510でドライブ、中高域をアキュフェーズのAクラス P-102をセパレーションをとるためL,Rを各帯域で使用し各種トィーターを鳴らしています。

大きな金属ホーンは特注の真鍮ホーンでTADの2001をセットしています。音場は広く深くクラシックを存分に楽しんでいます。



 

自作大好きな方のシステムです。スピーカーからラック、管球アンプまで何でも来いという感じですね。

今まで作ったスピーカは数知れずですが、このスピーカーで一応完結したようです。

ウーハーにTADの1601bとTAD 4001のホーンシステムを搭載したバーチカルツイン型です。大きさはユニットからでも想像がつくと思います。スピーカーの間隔をあまり開けると家族からとやかく言われるのでぎりぎりまでくっつけ、間には自作のラックを置いてあります。

製作は庭で行い玄関から入れるのには大変苦労したそうです。

箱はフォステクスのE202の22ℓです。もうすこし大きい30ℓぐらいの箱が欲しかったんですが、急いでいたのでこれを使います。板厚15mmで若干こころもとないので内部は補強を入れました。

左側が給源用の端子。右側がスピーカー端子です。電源が大事という割に普通のACコードを使ってしまいました。あとでもう少し太いのにします。

なんだ、ただのフルレンジスピーカではないか。

そうです、フルレンジです。しかし、今では希少な、フィールド型ユニット(励磁型スピーカー)が入ったスピーカーです。 1950年代以前は、まだマグネットが一般的でなく(価格も高かった)このようなスピーカーユニットが多かったようです。WEはこのように外部電源を用いたフィールド型です。

最近復活しましたMAXONIC(マクソニック)ではない以前のマクソニックのオリジナルユニットF-201EXで手軽に作ってみました。

このユニットの詳細を簡単に紹介します。20cmのフルレンジユニットです。F特は45Hz〜18,000Hzとなっています。最大許容入力50W。能率93デシベル。インピーダンスは8Ω。磁束密度10,000ガウス。励磁電圧12Vとなっています。

純鉄のポールにコイルを巻きつけています。アルニコ・ユニットみたいなかたちです。コーン紙はかなり絞り込まれた形です。

上部の端子が電源用です。下側がスピーカー端子。

箱にユニットを取り付けるのに適当なガスケットやフェルトがなかったのでJBLのガスケットを流用。右が給電用端子、左がスピーカー端子です。

励磁電源です。つまみは電圧調整用。電圧計と電流形がついています。

内部は、電源トランス、セレン整流器、大きな巻線ボリューム、平滑コンデンサが見えます。

はじめは、箱の内部に吸音材を入れずに聴いてみました。定在波による付帯音で低音部の解像度がいまいちです。高音部も若干きつくなっています。改めて吸音材を入れてみました。今度はOKです。暴れていた音がおとなしくなりボーカルもつややかさが出ました。箱が小さかったんだと思いますが、切れはいいんですが、低音の量感が少なく感じられます。サウンドステージはよく出ます。今回はトランジスタアンプでの試聴でしたが管球アンプでの試聴が楽しみです。今後は励磁型ならではのサウンドを追求していこうと思っています。

 

 

 

左から、ローサーアコースタ、タンノイ・サンドリンガム、そしてフォステクスのエンクロージャーBK20に入ったローサーPM-6です。

これは珍しい、ローサー(ラウザー)の純正箱に入ったローサー・アコースタ・スピーカーです。内部はバックロードホーンです。かなり奥行きがありますね。
しかし、30年余りの年月で箱の付き板がボロボロになり、このたび、フォステクスのBK20バックロードホーンに付け替えたそうです。

ローサー・アコースタは背面放射型のスピーカーで壁に反射させるタイプです。どうしても正面からの音を聞きたくて今回のエンクロージャーの交換になったそうです。

------------コメントです-----------------

ローサーのユニット番号は9953です。
現在スペアー含めPM6角型は3ユニット所有してますが、刻印は1ユニットだけです。この刻印ものが一番音がよいです。若いとき知らずにこの刻印のペアーを処分しました。

「ローサーユニットの扱い」について
1.日本の高温多湿、特に湿度に弱いです。
  紙がケント紙といわれてますが、湿度で音が変わります。時に変形の為かコイルとマグネットがこすり合い不快なビビリ音を出します。→ピアノソロで顕著
2.コイルの断線が発生します。
3.ユニットは大変デリケートでバッフル板に鬼ナットなどできつく締めると音が変わったり、ユニットが簡単にひずみます。等々有ります。
よって春先梅雨の時は聞かない様にしてます。

これらを持ってしても室内楽、特にソロの演奏(ピアノ・ハ゛イオリン・チェロ・ギター・木管楽器等)の音の再現性に優れていると思います。

オーケストラ・ビックバンド等は苦手こんな感じのスピーカーと30年以上も付き合ってます。
もちろんアンプは真空管に限ります。ユニットは高能率98デシベルだったと思います。

一時2A3シングルでドライブしましたが、最近はEL34が良いと思う様になりました。他のホームページでも同じような記述を見た事があります。

間接音より今回のエンクロージャーでの直接音の方が、音の鮮度がUPしたように思います。
 

 

FALのユニットを用い、高さが1m20cmぐらい、厚さが10cm弱の単板を用いた平面スピーカーシステムです。 10センチもの単板を自分でカットするのはできないので知り合いの大工さんに材料を持ち込んでカットしていただいたそうです。

スピーカーケーブルは銀の単線を使用して、広い音場が得られ、また、すごく品のいい透明感のあるサウンドを聴くことができます。 低音部が若干物足りないということで、スーパーウーハーを入れています。

若干低音不足を補うため2台のスーパーウーハーを併用しています。リスニングルームが30畳ほどあり、恵まれた環境です。 音場はすごく広く深くでます。前後に音を放射しますので、部屋の中央ぐらいにスピーカーを設置して、前後にリスニングポジションがあるのはすごくユニークです。

後方に見えるついたてふうのものは、音を拡散するものです。

背面です

目標はハイレベルなD−37

う〜ん、決まってますね。配置といい写真まで。いいライティングです。

自作の定番、16cm2ウェイ・バックロードホーンです。しかしこの方のクラフトにはこだわりがありました。左右完全対称、製作誤差を最小にし、重量も左右で20gと無いそうです。

製作には自作の工具を多数作りアイディアを持って作ったそうです.。接着はオール、エポキシボンドを使ってがっしりと仕上げ。

トィーターはT90Aで、0.22μFムンドルフのスーパーME。

自作のきっかけは?

オーディオにそんなに興味が無かったのですが、知人のタンノイの音を聞く機会があり、良いなーと思ったことと、その時にスピーカークラフトの世界の話を聞いて始めることになったそうです。
エンジニアなので作る事には自信が有りましたし、作って本当に良かったと思っています。これが本当に自分で作ったスピーカーの音か?と思うほどいい音です。百万円以上のスピーカーの音を聞いても何とも思いません、ということです。

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写真左下:
2009年にメールをいただきました。TV台を自作の本格的なオーディラックに変更したそうです。これにより機器の安定度が向上しサウンドのアップにも大いに寄与しているそうです。また、スピーカーの下にインシュレータを挟み解像度アップを図っています。



 

Fostexのユニット、ウーハーは片側FW305×2、MIDにFE168EΣ、トィーターにパイオニアのリボンPT-R5を使用した大型システム。 ツインウーハーのため迫力もあり、ボーカル帯域を受け持つFE168EΣのも自然なつながりを持っています。ネットワークがうまくいっているようです。

この方は、工具類がそろっていますので、サブロク板を購入してすべて自分でカット・組み立てしています。材料はラワン合板の20mmクラスの板です。高さが約150cm、横幅が50cm弱、奥行き40cm。MIDは独立キャビティで容量は、あれ、ちょっと忘れましたね。ネットワークは変更できるように、外付けとなっています。

仕上げの塗装もきれいに仕上がっていて見事です。トィーターの入っている外枠も自作され、細かなところまで気を配っているのが見えます。また、スピーカーをピンポイントで受けるスピーカーベースもオリジナルです。

近じか、パワーアンプを増やし、バイアンプ駆動の予定だそうです。

左のトールボーイスピーカーも自作され、アルニコマグネットを採用したFOSTEXのF120Aを使い、質感のあるサウンドを聴くことができます。ダブルバスレフです。特にボーカルは、アルニコならではのしっとり潤いの声を体験させていただきました。


 

直径70mmの大型マグネットを採用したフォステクスの8cmユニットFF85Kを使用した小型スピーカー。一部クラフトのページでも簡単に紹介していますが改めて紹介いたします。

材料はMDFの18mmの板です。ユニークなのは、スタンドをバスレフのダクトとして利用していることです。原理的にはダブルバスレフのバリエーションですね。

ダクトが効いて8cmとは思えない低音を楽しめます。また、バッフルをホーンタイプにザグリを入れたので表面への広がりも充分です。このクラスに共通しているのはボーカルの再現性がいいことですね。 ホーン部はルーターで少しずつ削っていったそうです。

仕上げは、塗装にも力を入れ(5回ほど塗り重ねています)、ピアノフィニッシュに近くきれいな仕上がりになっています。店に持ってきていただき試聴させていただきました。


音出しは、箱鳴りの音もありますが8cmとは思えない余裕のあるサウンドが出てきてホッとしました。ボーカルは抜群な表現です。ユニットのセンターキャップ の頭に小さく切ったテフロンテープで高域を若干抑えています。

仕切りのあるところが第1のダクトです。スピーカーを取り付けるところはサブバッフルがあります。合計30mm厚になっています。

ヤスリでゴリゴリ、4本作ったんですが最後のころは息切れしていましたね。パテ埋めをして後はサンドペーパーで滑らかにしていきました。

このスピーカーは、お客様から「店主も小型のスピーカーを作ってクラフトコーナーに置かないと」と、プレッシャーをかけられて製作したものです。

それまでもかなりの数を作っていたのですが、しばらくぶりで、仕事の合間に造る羽目になりました。(クラフトのサイトにも紹介してあります)

超ローコストでできる、8cmのフルレンジ・ダブルバスレフです。ユニットはFOSTEXのFF85Kです。このユニットは小型ながら元気のあるユニットで、背圧を利用すれば結構とエネルギー感のあるサウンドが期待できます。

材料は12ミリのラワン合板です。ダブルバスレフで低音を稼ごうという安易な考えで製作を始めましたが、フロンドのホーンのカーブを出すのには苦労しました。

スピーカーの背面の下側に2センチのスリットを設けてダクトにしています。


ネットワークです。あとから聴きながらの調整になりますのでとっかえひっかえでパーツは使用されていないのもあります。

大型自作スピーカーです。左側の大きなスピーカーがメインのスピーカーとして製作されたものです。高さが約1.5m、幅約60cm、奥行きが50cmほどになっています。

3ウエイでウーハーはガウスの46cmユニット×2、25cmミッドバス、ドライバーもガウス製です。ホーンもやはり自作で、大きさの割に定位も良く厚み があり前に出てくるエネルギー感あふれるサウンドを聴かせてくれます。

JBLパラゴンの左にあるスピーカーも自作です。サブシステムでユニットはTAD1601bをバーチカルツインとして組み上げています。

これだけの大型システムになると板材をカットするのは自分ではできませんので、知り合いの大工さんに頼んでカットしていただいたそうです。

ホーンも自作です。米松合板を重ね合わせて、開口部は苦労してカットしたそうです。

メインシステムは3ウェイですのでネットワークにも、たいへんな労力が払われています。 3ウェイなのでボーカルの再現性のよさを追求しパーツの変更や調整で、完成まで約3年ぐらいの期間がかかっています。


 

 

正面と横からの状態です。

FT48Dの固定方法にはだいぶご苦労があったようで写真からも想像がつくようです。しかし固定はしっかりできたようで安心しました。、

音場再生型のすごくユニークなスピーカーです。エンクロージャーに入っているユニットはパッシブコーン的な動作をさせます。

実際の動作はエンクロージャーの上に取り付けられているBETA-8をドライブしてエンクロージャーにセットされているコーラル8A70をも動かす、という非常にこった作りのスピーカーです。 しかし、コーラルの8A70というと20年はゆうに超すユニットです。布のギャザーエッジは長持ちしますね。

実際にその音を聴いてはいませんが、想像では広く深いい音場が得られゆったりとして聴き疲れのしないサウンドで音楽に浸れそうです。こういった形のスピーカーはメーカーではなかなか作れません。自作ならではの醍醐味でしょう。

「以前のBETA-8+FT38Dよりはクロス周波数が低く設定出来たので、 つながりもよくなりアップデイトしたのが正解でした 。以前のBETAの2WAYは、アンプも沢山あり、ラックスキットのパワーアンプとCR型フィルターでアルチアンプで鳴らしていたが、アンプ故障とともにネットワークに戻しました。
 

今、手元に適当なアンプがないのですが、この更新したBETAの2WAYを、またマルチアンプで鳴らしたいと思っています。最近のアンプは4ch内蔵もあるので、自作CR型フィルターでLOW,HIGH分けて、より立ち上がりのいい、透明度のある鳴らし方をさせたいと計画中。休みにしか出来ないので、いつになることやら・・・・、でも自作は面白い、次回のアップデイトはマルチアンプ駆動を計画中」 。このようなコメントがありました。

後方からの姿です。