今をときめく女性ジャズ・ボーカリスト達のオムニバス・アルバムです。ファーストから集めていたんですが、今回はバラード特集ですのでまたまた買ってしまいました。
「BEST AUDIOPHILE VOICES V」です。
これまでは輸入盤の通常CDとXRCD(VOL.1のみ)でも発売されていましたが、今回は輸入盤の通常CDです。それでも24ビット/192kHzのハイサンプリングでのリマスターですので音質にも期待しました。
1曲目はアリソン・クラウスのアルバム「A
Hundred Miles or More: A Collection 」から「Get
Me Through December
」です。今までもオーディオ・ファイル向けのアルバムを多く出していました。
内容には全然関係ないんですがこのアルバムのジャケットはグットです。海辺を歩いているところですがミニスカートをはいて今までのジャケットとはえらい違いがある。
彼女は子供のころから音楽に親しみデビューも早かったそうだ。
バイオリンを持って唄うのかなと思ったら違いました。すごくきれいな声ででカントリーっぽい歌いかただ。
Noonの3枚目のアルバム「Smilin’
」から「500マイル」。40年ほど前にピータ、ポール&マリーが歌って大ヒットした曲です。a hundred
miles
のリフがよみがえってきます。
人気があるわりにデビューアルバムからゆっくりとしたペースで次のアルバムと制作しているようで好感が持てます。
つややかな声の中にどこかあったかさがあり、ジャズを中心とした作品が多いようですがポップスにも幅を広げているようです。
うまいというほどではないんですが丁寧に歌っていることと若いわりに穏やかな声質とおとなの歌が一般に受け入れられているんでしょう。バックのピアノとベースのバッキングがボーカル
を浮きあがらせています。
藤田恵美の「ザ・ローズ」はアルバム「camomile
classics」からです。アコースティック・ギターだけのシンプルさがすごく新鮮です。
なぜか最近はオーディオ専門誌にも登場したりとすっかりおなじみになってしまった。アマンダ・マックルーブに勝るとも劣らないしっとりした歌がいい。どこか前出のNoonに似たところもあるようだ。(こちらのほうが先輩ですのでNoonが似ているのかな)彼女はアジア諸国でも人気があるという。
「ユーブ・ゴット・ア・フレンド」はキャロルキングの歌で大ヒットしました。若干ハスキーさとかわいさのあるスティシー・ケントの歌声はしっとり情感たっぷりと歌い上げています。いつ聴いてもいい曲だ。バックのコンガのリズムも心地いい。
サックス奏者で、ご主人のジム・トムリンソンとのデュオ・アルバム「ジム・トムリンソン・フィーチャリング・ステイシー・ケント」もぜひ聴いてください。ジャズ・スタンダード、ボサノバ中心のアルバムです。
サリナ・ジョーンズはベテランだけに何を歌ってもうまい。しかしなんかすべての歌が一本調子に、同じように、聴こえてしまうのは私だけか。
それとも今まであまりにも聴きすぎたせいか。
ジャネット・サイデルはオーストラリア出身の歌手で最近かなりの人気があるようです。彼女の歌を聴くとなぜかジューン・クリスティを思い出します。どこか似ているところがあるのかな。「ユー・ビロング・ト
ゥ・ミー」いい曲ですね。かつてカーリー・サイモンの歌で知られます。
そしてバックのミュートの聴いたトランペットとサックスはおとなのジャズだ。
CARLY SIMON/YOU BELONG TO ME THE ART OF
LOUNGE
曲によって、ささやくようにまたしっとりと聴かせる彼女の歌、人生を経たおとなの雰囲気でいいですね。
(声だけ聴くと年齢不詳です)
変に気負わなく軽く感じる歌い方には、聴く人によって感じ方がいろいろあるとは思うんですが、重くならず凄みなんてこれっぽちもない彼女の歌心はジャズが明るく楽しいものになります。
そういえば彼女のことは、かの有名な寺島氏も絶賛していますね。これには私も大いに賛同します。
今年の「富士通スペシャル ジャズ・エリート2008 」に来日しますね。
「ブレイム・イット・オン・マイ・ユース」
は今、めきめきと売り出し中のカナダ出身の美人歌手エミリー・クレア・バーロウのアルバム「ライク・ア・ラバー」からです。このハスキーな声で耳元で歌われたらたまんないですね。とくにブレスのときは悩ましい。ましてアルバムのジャケット写真はナイス・バディーときてますのでなおさらです。う〜ん、いかん、変な想像、妄想が出てきそうだ。
8曲目は、エバ・キャシディ(エバ・カシディ)の「Live
at Blues Alley 」から
サイモンとガーファンクルのカバーで「Bridge Over Troubled
Waters」です。じつは彼女はすでに亡くなっています。なんと33歳の若さでした。ジャンルを問わないアーチストでその澄み切った歌声は亡くなったあとに開花したのです。
Lee Lessack&Susan
Farrell Egan
この二人のデュオはバート・バカラックの「ザ・ルック・オブ・ラブ」ですが二人の肝心なことは不明です。超ハスキーでなんとも悩ましいデュオです。
次はボサノバです。Bizarre Love Triangleを唄っているのはマリアーナ・レポラーセといい、なんとセルジオ・メンデスの奥さんの妹だそうです。ボサノバも世代交代が進んでいるみたいです。
「Smoke
Gets in Your Eyes/All the things you
are」は今一番輝いている女性ボーカリストのロバータ・ガンバリーニです。ファーストアルバムの「イージー・トゥ・ラヴ
」で新人上位ボーカル賞をとった実力の持ち主。この「BEST AUDIOPHILE VOICES
V」のなかでもトップクラスと思える。邦題「煙が目にしみる」だが、しっとりと情感たっぷりに歌い上げる。安心して歌に浸れます。彼女もまた「富士通スペシャル
ジャズ・エリート2008 」で、各地で歌を披露してくれます。
A
Groovy Kind of Love /Jheena Lodwick・・・オーディオファイルにはおなじみの大人気ボーカリストです。
「ラヴィン・ユー」を唄っているのは「ミルク・ボッサ・プレゼンツ・マルセラ」からマルセラのボサノバです。きれいでかわいい声です。ボサノバ新世代の代表になるのか。
最後はオーディオファイルにもおなじみのイロナ・ノップラーのアルバム「Some
Kind Of Wonderful」から「アルフィー」です。
今回もたっぷり女性ボーカルを堪能しました。それもおとなのボーカルです。
ヒーリング・ミュージックに通じるところがあって充分に癒されます。1曲ずつのサンプル盤的な意味もありますので、アルバム名を書いておきましたので参考に各ボーカリストの本来のアルバムを楽しむのもいいでしょう。
1. Get Me Through December - Alison Krauss & Natalie Mac
Master
2. 500 Miles - Noon
3. The Rose - Emi Fujita
4. You’ve Got a Friend - Stacey Kent
5. I Don’t Want To Miss a Thing - Salena Jones
6. You Belong to Me - Janet Seidel
7. Blame It On My Youth - Emilie-Claire Barlow
8. Bridge Over Troubled Waters - Eva Cassidy
9. The Look of Love
- Lee Lessack & Susan Egan
10. Bizarre Love Triangle - Marianna Leporace
11. Smoke Gets in Your Eyes - Roberta Gambarini
12. A Groovy Kind of Love - Jheena Lodwick
13. Loving You - Marcela
14. What a Wonderful World - Kimber Manning
15. Alfie - Ilona Knopfler
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