| 須賀川市の郊外にある滝。
近くにある宇津峰を源にする塩田川と小倉川が合流した下流にかかる滝で、別名「網の輪滝」とも呼ばれる。八條(やすじ)になって流れ落ちるところから「八流の滝」と名前が付いた。(案内板より)
落差が約5m、幅がやく10mぐらいの直瀑である。川幅いっぱいに落ちる姿は冬で水量が少ないにもかかわらず、近くで見るとそれなりの見事さと繊細感を持っている。滝つぼはそれほど広くもなく深さも腰ぐらいまでではないだろうか。
周囲は小高い丘になっていて、畑や田んぼがあり、果樹が植えられている田園地帯であり、周囲の雰囲気は飯野町にある「苅松田不動滝」に似ている。左岸は大きな岩壁になっていて、亀裂が入っていて今にも落ちてきそうで、側で写真を撮るのが怖いほどだった。
案内板に書かれていたとおり、確かに流れはいく筋かになって落ちていて、途中の岩肌で砕け散る飛沫に虹がかかってきれいだった。水流そのものはそれほどきれいとはいえないが、滝の歴史と、両端が凍りついた姿の見事さが大きくそれを上回った。
歴史と書いたのは、近くにある「乙字が滝」とともに300年前に松尾芭蕉が奥の細道の道中で訪れているからである。「乙字が滝」には芭蕉が句を残してあるのだが、この滝にはないのだろうか。
滝への道:
市内から福島空港へ行く国道118号線バイパスを行き、牡丹園の交差点をさらに空港方向に行くと県道141に入るジャンクションがあり、そこを左折し谷田川方向に向かう。三つ目の信号を左折し、水郡線のガードをくぐるとすぐに右折。細い道を、道なりに500メートルほど行くと田んぼ越に、左前方に林が見える。車を路肩の広くなっているところに止め、農道を歩いて行くと滝が見える。
須賀川市教育委員会の方には滝のあるところを教えていただきありがとうございました。
2004.1 |