中通りの滝
楽翁渓の滝(雄滝・女滝)

雌滝

雄滝

 

 

 

銀色の流れ

西白河郡西郷村にある源流の滝。

かんたん滝めぐりとは行きません。地理に明るい同行者が必要です。

江戸時代のお殿様の松平定信公が渓谷の風景の美しさを絶賛し、「陸奥の耶馬渓(やばけい)」と絶賛し、野点を楽しんだりしたことから、定信の号である楽翁の名前がついた楽翁渓です。

阿武隈川の支流である千歳川の上流に写真の滝があります。1998年の豪雨により多くの樹木が流され滝壷に流れ込み滝の高さは以前の半分ぐらいになってしまいました。雄滝が5〜6m、雌滝が7〜8mぐらいです。

雄滝の方は一見、砂防ダムからでも落ちてくるように見えます。川幅いっぱいに糸滝のようになって落ちているその姿は優美で繊細感さえあります。洪水のときに流され落ちた木々が滝つぼに山になっています。その上に登って撮った写真です。

一方、雌滝はいかにも源流の滝といった風情のする2段になって落ちる優美な姿ときれいな水が特徴です。ここも洪水で流されてきた樹木で滝つぼは埋まっていました。注意しないと重なった木の間に足がどぼって落ちてしまいます。

渓谷の両側から流れ込む滝の数は飛滝・不動滝・鉄砲滝・かつら滝・萱滝・洞滝・山梨滝・井口滝・かまめ滝・見付滝・など大小合わせ九十九滝と言われているそうです。(これらは雨のあと両側の山から渓谷に流れ込む幻の滝をいっていると思われます)

春のヤシオつつじが渓谷を彩どり、秋は山全体が鮮やかな紅葉に彩られて見事になるそうである。これらはまだ、実際には見たことがありません。一人で行くにはちょっと心細い。

滝への道:

千歳川沿いの林道を進んでいくと川のところで行き止まりになります。くるまは2,3台置くスペースがあります。そこからゴム長靴(必携です、なるべく長いもの)で、川に沿った道を歩いて行きます。両側にはむき出しの岩盤が川に向かっていたるところにあり、ここが雨が降ると滝になって落ちてくるところです。

途中からは釣り人ぐらいしか入らなくなり、川の中を横切ったり、倒木を超えて約1時間30分ほどいくと沢が二つに分かれます。どちらも分岐から10分とはかかりません。一方が雌滝、もう一方が雄滝になります。

地理に明るい経験者の同行が必要です。往復約4時間。食料、水、熊さん除けの鈴、ホイッスル、長靴等も必要です。ケイタイは通じません。

2002.6

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