| 史上最上級のフォノイコライザーアンプ誕生 フォノイコライザーアンプ
Accuphase アキュフェーズ
C-27 \525,000
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C-27徹底試聴
話題のフォノイコライザー AccuphaseのC-27を聴いてみました。
プレーヤーはKENWOODのアナログ最後のプレーヤーKP-9010改、カートリッジはaudiotechnicaのAT-33EV、SPU-GE、SHURE
V-15V、CG-25Di等です。
スピーカーはEVのTS-9040D仕様を2チャンネルのマルチチャンネルでドライブです。スピーカーは他にも各種使用しました。
「ワルツ・フォー・デビー」はOJC盤です。カートリッジは33EVです。エネルギー感があり、芯のある太いサウンドです。エヴァンスのピアノが立ちます。このカートリッジは10Ω負荷なんですが、30Ωの方がこの場合はより自分に合っているみたいだ。
スコット・ラファロのベースの低音の伸びと切れの良さ、ポール・モチアンのドラムスがこんなに迫力があったかなあ!!!そしてすごい左右のセパレーション・・・・う〜ん、このイコライザはタダものではない。10Hzのサブソニックフィルターが付いていますので安心してパワーを上げられます。
オーディオ・ラボの「ストップ・オーバー」から「クレオ・パトラの夢」。西直樹のピアノがエバンス同様リアルさを持って立ち上がります。猪俣猛のドラムスのステックの音が実に気持ちいい。いかにもステックで目の前で叩いている実在感がある。
これぞオーディオ的快感です。ジャーン、チーンとシンバル、細くならないのでうるさくありません。出力はアンバランスです。バランスとアンバランスの出力ではレベル差があります。ジャズではアンバランスの方がエネルギー感を感じます。
トランスで昇圧するとややもすると高域が抜けきらない時がありますが気持ち良く吹き抜けます。過去に多くのアナログ体験をしているが、今回はスピーカーが大きいだけに出てくる音も音場もリアルです。それも甘いとか細いとか言うレベルではありません。かなりの音量を出したので床を伝わってドラムが伝わります。
イコライザーアンプのダイナミックレンジが広いのだろう。またS/Nもいいんだろう、特に演奏の中ほどからの西直樹のピアノが混濁せず、破たんせず強烈な盛り上がりを見せてくれるのが体感できます。これにはビックリ。
次はアート・ペッパーの「ユード・ビー・ソー・ナイス・・・」の国内盤とオリジナル盤です。カートリッジは前と同様AT33EVです。なんだ!このサックスは!特にオリジナル盤では目の前でペッパーが吹いている感じです。ホワンと甘くならず芯のある色香のあるサックスが迫ってきます。低音部から高音部にかけての吹上げがたまりません。
デクスター・ゴードンの「GO」から黒いオルフェでは、彼の独特の太いサックスがボケた太さではなくクッキリと芯のある力強い太さで再現されます。
次は女性ボーカルです。オリジナル盤でモノです。CG-25Diを使用しました。目の前で等身大でジュリー・ロンドンが歌いだしました。
ジュリー・ロンドンの「彼女の名はジュリー」からブルームーンです。
太くクッキリした声の中にハスキーさがたまりませんね。夜ひとりで聴いていたら男はもう、メロメロのリアルさです。50年代の録音の良さが如実に出ています。出力はバランスです。こちらの方がしっとりきます。
寺島さんの「べサメ・ムーチョ」、若干ドンシャリでややもすると高域がうるさくなるんですが、中低域の骨格が太くしっかりしているので今までのようなうるささは感じられず。
イリノイ・ジャケの「SWINGS
THE SHINGS」からハーレム・ノクターンでは芯のある太いサックスを堪能することができました。
2インチ・スロートドライバーと大形ホーンによるサックスの再生において最大級のオーディオ的快感が味わえます。
ボリュームを上げると実物大で再現され思いっきり力を入れて吹いているのがわかりますね。またバックのミュートを聴かせたトランペットがリアルに再現されジャケのサックスを浮き立たせてくれます。モーツア
ルトの弦楽四重奏では弦によるアンサンブルの演奏者個々の躍動感あふれる演奏を聴くことができました。
いずれにも出てくるサウンドに共通なことは、セパレーションが良く各楽器の演奏が際たち躍動感にあふれ目の前で演奏しているような実在感
とアナログオーディオならではの快感が得られたことでした。またアンプのS/Nの良さ、MMとMCアンプの独立化とTRのパラレル・プシュプル動作によるエネルギー感の実現
、これらの技術的裏付けとして回路のバックアップをする2トランスを搭載した強力な電源ですね。
今までのフォノイコライザーアンプのなかには、ややもするとレンジは広いが細身のサウンドになったり、甘さが出てフォーカスがはっきりしなかったり、ダイナミックレンジやエネルギー感に不足を感じ、それを昇圧トランスで補っていたりしたのが、このC-27では、これらすべてをクリアーし存分に音楽に演奏に
オーディオ的快感に浸ることができますね。
そしてアキュフェーズという先進的なオーディオメーカーのなかにアナログレコードの楽しみ方を知っていらっしゃる方がいたことはすごくうれしいですね。フォノイコライザーアンプの新しいレファレンスの誕生です。
-2009.1-
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